理学療法士から他職種に転職するときに知っておきたい3つのこと

理学療法士

あなたは今、理学療法士から他職種へ転職を考えている中で何か不安があるのではないでしょうか。

理学療法士の経験は一般的な企業で得られる経験と違うため、転職活動が難航することが多いものです。

この記事では、理学療法士から医療福祉には関係のない他職種に転職を希望する際に知っておきたい3つのことについて説明していきます。

理学療法士として経験があっても社会人未経験ととらえておく

未経験

理学療法士は、病院やクリニックなどの医療分野や老人介護施設や特別養護老人ホームなどの福祉分野で働くことがほとんどです。

そのため、一般企業とは全く違った独特な常識の中で働くことになります。

病院やクリニックを例に取ると、看護師をはじめとして圧倒的に女性が多い職場となることがほとんどです。

独特の仲間意識や派閥などがある環境で人間関係をうまく構築する必要があります。

また、医療業界の中では、医師の存在は絶対的なものです。

そういった難しい環境の中で働かなければなりません。

医療福祉業界独特の世界の中での経験は、まったく意味のないものではありませんが、一般企業には通用しない場合がほとんどです。

理学療法士の仕事が、社会的に認知されていないこともあり、転職活動においては社会人未経験ととらえられることも多くあります。

他職種への転職活動において、面接官が理学療法士を知らないことも珍しくありません。

実際に一般企業で働くために必要なビジネススキルなどを身につけているわけでもありません。

そのため、理学療法士での経験は、医療福祉には関係のない他職種への転職活動に限っては、社会人未経験としてとらえておいたほうが賢明です。

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理学療法士から他職種への転職は早いほうが有利

行動

理学療法士から他職種への転職は、できるだけ若いうちに決断したほうが有利です。

20〜30代であれば、一般常識を身につけることで他職種への転職はそれほど困難ではありません。

もちろん、年齢が若ければ若いほど有利であることは明白です。

入職3年未満であれば、第二新卒として再度、就職活動をすることも可能です。

経験が理学療法士であることに限りませんが、売り手市場といわれる現在でも、40歳以上の場合は大変困難です。

ある転職エージェントから、「医療福祉の業界でしか働いたことのない40代が一般企業に馴染めるのか疑問だ。」と聞いたことがあります。

40代未経験の人材を採用してくれるような企業はほとんどないことは言うまでもありません。

しかし、40代であっても評価される実績はあります。

それは、管理職経験を持っていることです。

40代以上の転職と考えると、多くの募集は管理職のポストです。

医療福祉業界であれ、管理職経験があれば他職種への転職活動は動きやすくなります。

年齢に関係なく、他職種への転職を希望する理由や意欲など、明確にしておくことは当然、必須条件です。

他職種への転職後に再度理学療法士に戻りたくなった場合は、施設を選ばなければ戻りやすい

道しるべ

日本は他に類を見ない、超高齢化社会となっています。

医療福祉業界は人手不足の状況であり、他職種よりもさらに売り手市場。

他職種への転職後に再度、理学療法士に戻りたいと考えた時は比較的容易に可能です。

世代ごとの平均賃金を比較すると、決して理学療法士の賃金が高いとは言えませんが、医療福祉業界の求人は多くみられます。

国家資格であることもあり、再転職に困ることはないでしょう。

しかし、希望どおりの施設に再転職できるかというと、そこには注意が必要です。

大病院や有名な施設などへの転職は難しいのが現状です。

小規模施設や個人経営の病院、クリニックなどであれば、人手不足の場合が多くみられるため、職歴などを考慮されないこともあります。

資格さえ取得していれば良いという考え方であることも珍しくありません。

そういった状況を考えると、国家資格がリスク管理として重要な役割を果たします。

理学療法士から他職種に転職するときは、若いうちに決断し社会人未経験ととらえる

決断

最後に理学療法士から医療福祉には関係のない他職種に転職するときのポイントをまとめます。

ポイント
  • 理学療法士としての経験があっても社会人未経験ととらえておく
  • 年齢を考慮する
  • 理学療法士に戻りたい場合には、施設を選ばなければ戻りやすい

人生100年時代と言われる現在、若ければ新たな業種への挑戦をすることも良いでしょう。

もちろん、年齢は関係なく新しい挑戦をすることは素晴らしいことですが、40代以上となれば慎重になることも重要です。

しかし、理学療法士に戻るためのハードルはそれほど高くありません。

理学療法士という国家資格は貴重な財産です。

失敗しても理学療法士に戻れるという保険となります。

ご自身の状況を十分に考えて、明るい未来のために新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

鈴村 コウキ

40代男。新卒でスポーツトレーナーとして整形外科病院に就職するも挫折。うつ病を発症。働きながら理学療法士の資格を取得。昨年度末までの12年間、理学療法士として整形外科クリニックに勤務。現在は、フリーランスのWebライターとして活動中。